遠野)もーさんは合格するまで4回受験して、諦めたり、心が折れたことはない?
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蒼乃)ないです!
どこかで諦めがあれば、入団して今の自分はなかった。
これまで根性だけできた人間ですから、そこしかないと分かっていました。
バレエも歌も中学3年から始めたので、すべてが遅かった。
宝塚を知ったのも、そのころでした。
日舞やタップもやったことなかったですし、くらいついて行くしかなかった。
そこで折れたら、私には何もないと思っていました。
遠野、白華)すごい男前(笑)。
蒼乃)1年ごとが、自分との戦いでした。
3回目に落ちてすぐは、さすがに次に取りかかりるのが遅れましたね。
またこの今年もやるのかと思うとどうしても、立ち上がりが鈍ってしまって。
私の経験として、受験までの期間、いかに波を作らないようにするかがカギでした。
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遠野)どうしても受験直後や、夏から秋ぐらいにだれてしまう。
ふだんと同じように頑張っているつもりでも、必ず陥る停滞期がある。
そういった子たちに対して、糧になるようなレッスンにしてもらいたい。
目先を変えた新しいレッスンを受けることで、
モチベーションを上げる機会にしてほしいと思います。
白華)どうしても落ちてしまう時期はありますよ。
それは仕方がないこととして割り切る。
宝塚受験には、これをこうすれば、絶対合格するというものがない。
だから、どうしたらいいか分からなくなる。
ここでパニックにならずに、自分を信じて、じっくりと腰を据えて、
やり通すことが大切なんじゃないかな。