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遠野)あと大きな問題なのは、緊張に邪魔されるのにどう立ち向かうか。
これは厄介だよね。
2人は、緊張の対処方法ってどうしてるの?
蒼乃)私は宝塚在団中に対処法を見つけました。
緊張すると、「落ち着け〜」となりますが、それは私にとって逆効果でした。
かえって、緊張してもいいと言い聞かせるようにして、その代わりに集中しろと
命令するんです。
緊張がマックスな時は、緊張している自分を笑うようにする(笑)。
緊張したときは、できるだけ自分を客観的に見るように心がけていました。
稽古してきた時間を思い出し、「不安になることはない!」と考えるようにしました。
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白華)私も同じです。
あるときに、演出の先生に、緊張することを受け入れるようにと言われました。
緊張している自分を許して素直に受け入れることにしました。
すると、自然と気持ちが静まり、集中できるようになり、
緊張を克服することができるようになりました。
遠野)それ、、、いいね!私もその方法を試してみるわ(笑)。
白華)でも、あすかさんは、あまり緊張しないですよね?(笑)
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遠野)確かにあまり緊張しないけど、するときには尋常じゃなくしてしまう。
あまり緊張しない分、緊張するのに慣れていないの。
そんなときには、もう捨て身になるようにしてる。
いい格好しようとか、よく見せようとするとから緊張する訳で、
「もうどうしようもない」と開き直って、はったりを利かせるようにしてるよ。
緊張していると、周囲の状況や空気感をよく感じることができなくなるからね。
白華)緊張しすぎるのはだめですが、ほどほどの緊張もやはり大切ですよね。
解放しすぎれば、踊りや振る舞いに悪影響が出る。
そのバランス、確かに難しいけど、自分で体得するしかないかも。
蒼乃)受験生に限れば、緊張するぐらいなら、もっと稽古した方がいい、
と言いたいですね。
厳しいようですが、自分のやってきたことを信じることができるくらいに
練習すべきですよね。
遠野、白華)厳しい〜(笑)。